その他系
本盤のラスト曲「My Funny Valentine」は映画でもエンディングに使われ、それはそれは効果的だった。良い映画だったが大傑作でもない、などと思っていたところ、最後のこの曲で感情が急上昇、結局はこの映画に名残惜しいほどの好印象が残った。こういう成り…
トニー・ライスはブルーグラスの人だが、本人は自らの音楽を”スペース・グラス“と称していたとか。スペーシー(宇宙的)には聴こえないがなんとなくニュアンスは分かる。ブルーグラスにジャズの要素を取り入れたということらしいのだが、そういう話を聞くと…
ブルーグラスは良く知らないがトニー・ライスの名前は以前から知っている。昔、FM番組をエアチェックしたカセットテープを繰り返し聴いたからだ。無邪気なもので本作収録曲の半数が録音されたに過ぎないそのカセットで当時は満足していたが今は物欲が違う…
ジャケット中央の「MONTEVERDI」という文字列はポピュラー音楽の感覚ならアルバム・タイトルだと思うところだが作曲家の名前だった。こういうちょっとしたところにも馴染みの薄さがまず先に来るクラシック音楽の世界なんだが、スティーヴ・スワロー参加作と…