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音盤日誌@金沢(仮)

レコード(LP/CD/DVD)を聴いて思ったことを書く日誌。

CARLA BLEY

CHARLIE HADEN / THE BALLAD OF THE FALLEN

リベレーション・ミュージック・オーケストラの音楽には哀愁あふれたダサい要素が満載だ。少なくともオシャレではない。ジャズを聴く動機の半分が他と一線を画すための自己満足であるとするなら、大衆文化たる日本の演歌にも(ときには軍歌調にですら)通ず…

MARY HALVORSON / ILLUSIONARY SEA

生まれ1936年だというからカーラ・ブレイは御年80才。不謹慎ではあるが「次の人」を探そうか、などと考えることもある。そんな流れのひとつでメアリー・ハルヴォーソンというギタリストを知った。マリア・シュナイダーがギル・エヴァンスの後継者ならM・ハ…

CARLA BLEY / CARLA'S CHRISTMAS CAROLS: with Steve Swallow and The Partyka Brass Quintet

“なるほど、その手があったか!”。カーラ・ブレイがクリスマス・アルバムを出すと知ったときの第一印象だ。一瞬の意表を突かれたが言われてみれば最高の適役。そして予想以上に上出来のアルバムが届いた。しかしさすがにクリスマス物を1年中そう何度も聴く…

CARLA BLEY / DINNER MUSIC

リズム隊に“スタッフ”の面々を迎えたカーラ・ブレイの異色作かつ代表作ともされる本作だが、なぜだか私こと“スタッフ”のベーシストがアンソニー・ジャクソンだと勘違いしているところがあって、その無意識の前提のせいで本作もベースがA・ジャクソンだと誤…

JAZZ TO THE WORLD (Various Artists)

ブルーノートのオムニ盤。基本的にこの類には興味が無いが、マイケル・フランクス&カーラ・ブレイ&スティーヴ・スワローでの「Let It Snow」一曲があった。が、期待とは少し違った。上の3人にギターとドラムも加わるバンド形式。プロデュースはギタリスト…

CARLA BLEY / SEXTET

1987年作。「Lawns」という曲はジワジワ広まって今ではジャズ界でちょっとしたスタンダードナンバーになっているようだが本作収録のそれがオリジナル。 その昔、クロスオーバー・ブームなる現象があって、それはかなりの部分でインスト・ギタリスト・ブーム…

CARLA BLEY, STEVE SWALLOW / DUETS

飽きもせず何年も聴き続けているアルバムというものがあって好きとか嫌いとかいう感覚もすでに少し超えている。カーラ・ブレイとスティーヴ・スワローはデュオ・アルバムを3枚作っているが、この一作目はあとの二作に比べてS・スワローが前に出張って来な…

PAUL BLEY / HOMAGE TO CARLA

別れたカミさんの曲だけでアルバム一枚作るというのも芸術家のやることは常人の理解を超えるわけだが、ふと、これはもしかして慰謝料を補填するための行為なのではないか?と考えた。作曲者にも金が入る。馬鹿な夢想に過ぎないことは承知で自分のこの思い付…

CARLA BLEY, STEVE SWALLOW / GO TOGETHER

カーラ・ブレイとスティーヴ・スワローのデュオ2作目。馴染みすぎて私的にはもうほとんど古典だ。しかし古典と呼びたくなるほどの定評価ということは実は日常的にはもうあまり聴いていなかったりもする。そういうアルバムを久しぶりに聴くにあたってはある…

THE CARLA BLEY BIG BAND / LOOKING FOR AMERICA

2002年録音作。というと「9.11」の翌年なんだが、このアルバム・タイトルはやはりあの事件以来の自国を憂いてのものだったのだろうか。カーラ・ブレイはアメリカをどう見失ったのか?。音楽に政治色を持ち込むことに別に反対はしない。が、そこに無関心でも…

THE SWALLOW QUINTET / INTO THE WOODWORK

スティーヴ・スワローという人はおよそキャリアに浮き沈みのない人だ。絶妙な輝度を保ちながら途切れることなく緩やかな上昇を続けている。そして本作でひとつの新たな段階に到達した。この進化が本作ひとつに終わらないならポール・モチアン、ゲイリー・バ…

THE CARLA BLEY BIG BAND / GOES TO CHURCH

LPからCDの片面長時間収録時代になったせいか、いつしか長尺組曲の収録がカーラ・ブレイのアルバムの常態となった。ライヴ演奏を前提としたと思われる編曲のままにアルバムにも収録される。しかし実演のその場で聴くならいいがCDで聴くこの長さはとき…

GARY BURTON QUINTET / DREAMS SO REAL ~ MUSIC OF CARLA BLEY

1975年録音のカーラ・ブレイ曲集。ツイン・ギター編成。調べてみるとこのときパット・メセニー21歳、ミック・グッドリック30歳。後からバンドに入って来たP・メセニーが師匠筋にもあたるらしいM・グッドリックをことごとく凌駕してしまっているようにも聴…

Carla Bley, Andy Shepperd, Steve Swallow / Trios

本作はカーラ・ブレイ自身が主宰するWATTレーベルではなくECMから初めてリリースされたことがちょっとした話題になったが、マンフレート・アイヒャーの選曲はファン目線の色合いも帯びて嬉しい。出し惜しみの無い選び方だ。これがもしWATT から出ていたら(…

CARLA BLEY / LIVE ! - 艶奏会

45分前後しかないLP1枚に何を収めるべきか?。本作でカーラ・ブレイは自らのユーモアの部分や難解な部分や曖昧な部分をばっさりとカットした。そのため必ずしも当時のカーラ・ブレイ・バンドの全貌を伝える内容には実はなっていないが、そこを補って余りあ…