音盤日誌@金沢(仮)

レコード(LP/CD/DVD)を聴いて思ったことを書く日誌。

KEITH JARRETT / SHADES

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言ってしまえば四分音符の連続を弾いているだけのことなのに個性が出るのがウォーキング・ベース。分析などするまでもなくベーシストによって一聴して皆違う。ぐいぐい引っ張る人もいれば弾むようにどんどん自分が前に行く人もいる。チャーリー・ヘイデンの場合は無言でアオって来る感じとでも形容すればいいのか、あるいは半歩後ろから常にプレッシャーをかけられているような。けれど不思議とカドが立たない丸みがあるんだな。