GIL EVANS & STEVE LACY / PARIS BLUES
デュオ演奏というと普通はドラムレスになる。ドラムが無くても別にいいじゃないかという心理がデュオで何かやろうという動機の一部にはあると思う。そういうとき、鉄壁のリズムと丁々発止のやりとりでドラマーの不在を感じさせないデュオを演じるのも勿論悪くないが、個人的にはそういう演奏は努力するところを少し間違っていると思う。せっかくリズム楽器がいないなら本作のように少しフラフラとした隙を残しているほうが好きだ。
デュオ演奏というと普通はドラムレスになる。ドラムが無くても別にいいじゃないかという心理がデュオで何かやろうという動機の一部にはあると思う。そういうとき、鉄壁のリズムと丁々発止のやりとりでドラマーの不在を感じさせないデュオを演じるのも勿論悪くないが、個人的にはそういう演奏は努力するところを少し間違っていると思う。せっかくリズム楽器がいないなら本作のように少しフラフラとした隙を残しているほうが好きだ。