2016-10-09 小野リサ/ BOSSA CARIOCA ワールド系 小野リサという人のアルバムは何枚かしか聴いていないが、どうやらこの人のイメージそのままに素直にオーソドックスにボサノバをしっかり聴かせてくれる作りになっているものは案外少ないようだ。本作はそうした少ないうちの一枚。そして大傑作。本作がある限り“ボサノバ・ミューズ、小野リサ”は不滅だ。しかし、もしご本人に会うことがあったときに旧作ばかりを手放しで褒めてもいいものか、密かな私の悩みである。1998年作。