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音盤日誌@金沢(仮)

レコード(LP/CD/DVD)を聴いて思ったことを書く日誌。

BILL EVANS TRIO / PORTRAIT IN JAZZ

ジャズ系 BILL EVANS PAUL MOTIAN

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緊張感あるね。ジャケットの顔もちょっと怖いです。ビル・エバンスの怖さというのは天才なのに自分が天才だとあまり分かっていない人の怖さだと思う。悪気はなくても真正面に立たれたら凡人の側はたぶん少し怖いよね。その点、キース・ジャレットあたりは自分の天才をよく知っている。聴衆が自分と同レベルにあることを欲していない。だから聴衆はキースの演奏を凄いと思っても怖いとは思わなくて済む。エバンスは怖いよね。

GIL EVANS & LEE KONITZ / ANTI-HEROES

ジャズ系 GIL EVANS

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ギル・エヴァンスリー・コニッツのデュオ盤<Heroes>の続編。ウチにあるのは正続2枚をカップリングしたCDセット。内容的には同日の実況録音を2枚に分けた意図は特に無いと思われる。スティーヴ・レイシーとの<Paris Blues>では夜中に聴くべき一枚だったと昼間に聴いたときの小さな後悔があったりしたが、楽器編成が同じなのに本作ではそんなことは感じない。どちらも静寂。だが本作は外の陽の高さと違和感がない。違いは何?。

MILES DAVIS / STAR PEOPLE

ジャズ系 MILES DAVIS

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Come Get It、It Gets Better、What It Is、That's Right、That's What Happened。本作及び次作<Decoy>に収録されているこれらの曲名が、どれがどれだか未だに憶えられない。“曲名なんて所詮は無意味”、マイルスのたぶんそういうところは嫌いではないが、聴き手を煙に巻くような曲名の付け方には(自分の記憶力の無さは棚に上げつつ)少しだけ腹も立つ。それにしても最初の2年間ほどのカムバック・バンドは刺激的だ。後の変化が必然だとしてもあるいは惜しい。

KEITH JARRETT / THE MOURNING A STAR

ジャズ系 KEITH JARRETT CHARLIE HADEN PAUL MOTIAN

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「玉石混淆。玉を拾い集めるような聴き方しか出来ない」・・この時期のキース・ジャレットを簡潔に評してこう書いた人がいた。言い得て妙、実に的を射ている。筆者の趣旨はどちらかというと否定的ニュアンスだったと思うが、なるほどそんな聴き方もあるのかと指南していただいた形になって、私としては逆に70年代K・ジャレットを前よりもポジティヴに聴けるようになった。有益なレコード評とはこういうものを指すのだと思う。

 

*追記:一般的には引用元を明記したほうが良いというのがネット上でのマナーではありますが、あまり大げさに杓子定規にするものでもないとも思い、私がオリジナルにひねり出した文言ではない旨が分かるような表現をすることに留めました。この私の判断が間違っていると思われた方は(もちろん筆者御本人でも)ご遠慮無くコメント欄にてご指摘ください。また引用元(はてなブログの中の一文です)をお知りになりたい方もその旨コメントください。よろこんで明示させていただきます。

MARY HALVORSON / ILLUSIONARY SEA

ジャズ系 CARLA BLEY

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生まれ1936年だというからカーラ・ブレイは御年80才。不謹慎ではあるが「次の人」を探そうか、などと考えることもある。そんな流れのひとつでメアリー・ハルヴォーソンというギタリストを知った。マリア・シュナイダーギル・エヴァンスの後継者ならM・ハルヴォーソンはある記述によればC・ブレイ系だそうな。なるほど分かる。似ているわけではないがそれは良し。似ていたら逆に白けると思う。亜流を探しているわけではないのだ。

THOMAS CLAUSEN, STEVE SWALLOW / Morning... Dreaming...

ジャズ系 STEVE SWALLOW

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トーマス・クラウゼンなる鍵盤奏者とスティーヴ・スワローのデュオ盤。新録音が世に出る枚数からしてスワロー氏との共演を欲する演奏家が数多く存在し、スワロー氏の方でも彼らをあまり拒まないと見える。結構なことだが、そういう演奏家達にたぶん共通するある種の傾向のせいで、一定の水準以上ながら今ひとつパンチに欠けるアルバムに仕上がることが多い気がして残念だ。スワロー氏自身は老いても強い。共演者も強くなければ。

GIL EVANS / THERE COMES A TIME (Original Version, その2)

ジャズ系 GIL EVANS

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目玉は2曲目の表題曲「There Comes A Time」だが16分15秒と長い。薄利多売社会で皆忙しい現代人には少し無理があるかも。しかしこのアルバムの当時(1976年)にも忙しい人はいたはずだ。そこで気が付く。当時はLPの時代だ。LPならこの長尺曲の後に1分半の小品を挟んでB面へ裏返す間が入る。そこで一息つくともう少し聴けそうな気がしてくる。そしてB面には比較的短い曲が並ぶ。そもそもトータルでは実は41分しかない。一気に聴ける。