THE FABULOUS BAKER BOYS [Original Motion Picture Soundtrack]
本盤のラスト曲「My Funny Valentine」は映画でもエンディングに使われ、それはそれは効果的だった。良い映画だったが大傑作でもない、などと思っていたところ、最後のこの曲で感情が急上昇、結局はこの映画に名残惜しいほどの好印象が残った。こういう成り行きは映画と曲のどちらに満足したのか微妙ではあるのだが、この曲に施されたデイヴ・グルーシンの編曲と玄人っぽくないミシェル・ファイファーの歌唱の組み合わせは大傑作で疑いなし。